朝顔は真夏に咲かない
昨年の朝顔市で買った朝顔に引き続き、今年も朝顔を植えた。
連続して育てて、気がついたことがある。
一番暑い時期になると、花が咲かないのだ。
夏の初めにぱっと咲いて、真夏には花が咲かなくなった。
土が良くなかったのかな、と思っていたところ、秋に近づくにつれてまた次々と咲き始めた。
朝顔といえば夏の風物詩だけれど、近ごろの異常な暑さには参ってしまったのではないかと思う。
朝顔といえば、小学生のころ、夏休みに祖母の家で染物をしたことがある。
白いハンカチを輪ゴムで縛って、朝顔を潰した液に浸す。
輪ゴムを取るとその部分が白い輪の模様になるのだ。
私はその記憶を疑いもなくずっと持っていたのだけれど、今年になってふと、染物ができるほどの朝顔とはいったいどのくらいの量だろう、と思った。
そんなことが可能だろうか。
あれはなんだったのだろう。