diary

オリーブを枯らした話

 

前回の投稿の日付を見ると2021年でびっくりしてしまった。

そんな久しぶりの投稿だが、タイトル通り、オリーブの木を枯らした。

この木を手に入れたのは大阪時代で、かれこれ5年以上になるんじゃないだろうか。

私の身長より高く伸び、緑色のかわいらしい実もいくつかついたこともあるだけにショックは大きい。

大きな木を枯らした場合、燃えるごみに出すためにハサミで小さく切る作業もあるので心がかなり痛む

なぜ枯らしてしまったのか。

一言で言えば、この半年ほど、私の心に余裕がなかったからだ。


ありがたいことに、この冬はモデルのお仕事もライターのお仕事も、たくさんさせていただいた。

加えて家事も育児もあり、時に手が回らなくなるほどだった。

それで便利なサービスや家電に頼る毎日なのだけど、とくに洗濯乾燥機は必需品で、以前は日光浴を兼ねて植物を見ながらベランダで洗濯物を干すのが好きだったのが、ほとんど乾燥機や浴室乾燥を使うようになった

(正直に言うと冬の間は寒かったのもある)。


ベランダに出て植物に水をやるのなんて、まあ7分ぐらいで終わる(数えてみると17鉢あったので、水を汲んで往復することを考えるとやはり5分では終わらない。でも10分はかからないと思う)。

もちろん、その7分の時間すらないわけではない。

でも心に余裕がなくて、たまに植物のことを思い出しても気が重く見て見ぬふりをしてしまい、気がつくとこうなってしまっていた。


いっそのこと鉢を全部処分してしまえば、ベランダの掃除も格段に楽になるし、水やりという家事が1つ減るじゃないかと思うことすらあった。

息子が生まれる前は、ベランダで一緒にトマトやラディッシュを育てて、食卓に出せたら素敵だな、なんて思っていたのに、理想と現実の差は大きい。


日々ヘトヘトの私とは対象的に、もうすぐ3歳になる息子は本当にやんちゃで、元気が有り余ってしょうがない様子。

家の中では思いつく限りのいたずらをし、外では常に走り、狭い路地に入り込んだり、寝っ転がってわがままを言ったり。

他の子に比べて、体もひと回り大きいにも関わらずかなりの甘えん坊で、まだまだ抱っこをせがむ。

夜ベッドに入ってからもなかなか寝なくて、私が寝たふりをしても「ママ、起きて!起きて!」とばしばし叩かれる。

モッコウバラが見頃の季節。息子を追いかけながらふとよその家の庭で咲き誇っているのを見つけると、切なくなった。

去年の今頃、花屋でモッコウバラの鉢を買い、春に咲くのを楽しみにしていのだけど、それも枯らしてしまったのだ。


最近、ようやく仕事が一段落して、力が抜けたように何日かぼーっと過ごした。

それでようやくブログを書くまでに回復したのだけど、改めてベランダの植物を見てみると、枯れたモッコウバラの根本から、眩しいほど鮮やかな緑の新芽が出ているのを発見した。


これだから植物を育てるのはやめられない。

オリーブも諦めずにしばらく水をやってみようと思う。

それによく考えてみれば、植物どころか、今私は「人間」を育てているのだ。

我が家の植物のようにたくましく成長してほしい。