diary

モリス展へ

友人4人で、ウィリアム・モリス展を観に、大山崎山荘美術館へ。

 

 

「役に立たないものや、美しいと思わないものを、家に置いてはならない」。彼の言葉にはっとさせられる。「生活の芸術化を図る」という構想が体現されたモノ1つ1つが、手仕事の説得力と、時にユーモアをもって語りかけてくる、そんな感覚。

 

壁紙やテキスタイルは現代に生きる私たちが見ても、欲しい!と思えるものばかり。美術館の雰囲気と相まって憧れがつのり、むしろ壁紙に合わせた部屋づくりをしたい気持ちでいっぱいに。

 

絵画や美術品のように気負わず、楽しい気持ちで観ることができた。

 

その後は庭園を散策。前回、4月に濱田庄司展に行った時も時は新緑が美しかったけれども、庭園の緑がさらに濃く、力強く鮮やかになっていた。

 

ちなみにこの日はモリスの展示を意識してワンピースも柄物。

 

 

この日の京都の最高気温は29.9度。庭園の散策後は誰ともなしに「冷やし中華が食べたい」との声が上がり、全員が冷やし中華の口に…。

 

調べると近くに冷やし中華をやっている店があったので、無事に食べることができた。お酢の酸味と醤油の塩味に、心も体も大満足の一行。

 

やっぱり冷やし中華は夏にぴったりの食べ物なのだと、あらためて実感。

 

 

お店を出てドライブしていると、気になる建物を発見。Uターンして入ったのは、アンティーク家具を取り扱う70Bというお店。西日本最大級の品揃えらしい。

 

京都はアンティーク家具やさんが多くて、京都の人はやっぱり古いものが好きなんだなあといつも思う。それでいて素敵なものは、西洋のものもきっと抵抗なく取り入れてきたんだなと。

 

一同またもや大興奮で店内を見て回った。

 

 

その後は伏見稲荷神社へ。

「ギブアップしたい時は『宇治金時が食べたい!』と声高に言う」ことにして登った。

 

おそらく中腹よりも少し手前で、宇治金時が食べたくなって下山。おみやげ屋さんが並ぶ伏見稲荷参道茶屋さんで、最高に美味しいかき氷と冷し甘酒をいただいた。

 

 

 

車に乗っていて、赤信号に毎回引っかかるような日があると思う。

とても運が悪いわけではないけど、タイミング悪く、ちょっとした不運が重なる日。

この日はまさにその逆で、ちょっとした幸運が重なり、全てのことがタイミング良く運んだ。

 

帰りの車中ではみんなでこの幸運を喜んだけれども、なにをしても一緒に楽しめる友人の存在をなによりありがたく感じた、そんな休日。